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百年の家を訪ねる

プロジェクトN0.3
運営:NPOおわせ暮らしサポートセンター
関わり方:施設を利用する
シェアスペース土井見世

 築100年まで、あと数年です。

 尾鷲港からほど近く、旧熊野街道沿いに、大きなお屋敷があります。尾鷲市でも有数の山林経営家であった「見世土井家」の邸宅であったこの家は今、新たなまちづくりの拠点の一つとして、たくさんの人びとを迎え入れています。

 登録有形文化財「見世土井家住宅」は、昭和6年に清水組(清水建設)によって建てられた和風モダニズム建築。NPOおわせ暮らしサポートセンターでは、この素晴らしい空間を後代に継承していきたいという見世土井家の方々の思いに共感し、この家をみんなでつづけていくための活動をはじめました。
 尾鷲の林業家の邸宅として上質な木材で建てられたこの家は、築90年を超えた今でも、さすがに丈夫です。それでも少しずつ老朽化が進んだ箇所に修繕をほどこしながら、私たちはまず、築100年の家となる2031年を目指しています。

 尾鷲のまちづくりに出会う場所に。

 家の継承を第一の目的としつつ、さらに尾鷲に新たな人の流れと出来事を生み出していく場とするため、私たちはこの家を会員制のコワーキング&シェアオフィス「シェアスペース土井見世」として運営しています。

 地域で活躍する事業者や地域おこし協力隊、尾鷲を訪れるリモートワーカーや帰省中の大学生の活動場所として、少しずつではありますが、利用してくださる方々が増えてきている近頃です。

 尾鷲のまちづくりに興味を持ってくださっている方や、このまちで何か新しいことを始めてみたいと思っている方、この家の継承に協力してくださる方など、皆さまが訪ねてきてくださるのをお待ちしております。
 100年を祝う日が来る時、この家にどんな人びとが集まってくださるでしょうか。そしてその時、尾鷲はどんなまちになっているでしょうか。

シェアスペース土井見世
プロジェクト運営主体「NPOおわせ暮らしサポートセンター」は、尾鷲市への移住/多拠点居住推進と空き家の利活用に取り組む特定非営利活動法人です。尾鷲市地域おこし協力隊を中心に、尾鷲のまちづくりに関わる地域内外の人材のネットワークとして設立されました。
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